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メニエール病と遺伝

耳は大きく3つの部分で構成されています。耳の外側から外字・中耳・内耳となっていて、メニエール病は最も奥まっている内耳にリンパ液が異常に蓄積する病気です。内耳には蝸牛・前庭・三半規管といった器官がありますが、過剰になったリンパ液は蝸牛などの器官に異変をきたして、難聴・耳鳴り・閉塞感といった症状を起こします。内耳のリンパ液が過剰になるのはストレスの影響が大きいと考えられていますが、ウイルス感染、免疫異常、急激な気圧の変化などで発症するケースもあります。

 

たとえば母親がメニエール病にを患っている人がいる場合、子どもが親の年齢近くになって同じ病気にかかることがありますが、遺伝的な要因はないと考えられています。メニエール病は病気を発症する遺伝子があるということではないので、遺伝する可能性は極めて低いです。ただし家族間で生活環境や食生活を共有していたり、神経質な性格を受け継いでいると発症のリスクとなることがあります。聞こえに関して遺伝子が原因で発症する病気には遺伝性難聴があります。

 

メニエール病は根本的な原因が解明されていない耳の病気で突発的にめまいが起こります。症状の程度には個人差がありますし、初期のうちは発作が起こる間隔が1年に1回など非常に少ないことも多いので、単なる体調不良だと見過ごすケースも少なくありません。治療開始が遅れると発作の頻度が多くなったり、1回の発作の時間が長くなることもあります。耳鼻科で問診・平衡機能検査などを受ければ病気を確定出来るので、不調を感じた時にはなるべく早く医療機関を受診することが大切です。内服薬やビタミン剤を服用しながら、ストレスフリーの生活を心がけることで完治が可能な病気です。