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メニエール病で処方される薬

メニエール病は、内耳にリンパ液が過剰に溜まることで様々な症状を発症します。治療には処方薬を利用しますが、リンパ液を排泄するのを目的とする場合、めまいの改善を目的とする場合とで薬が異なります。利用頻度が高いのは、リンパ液の排泄を促す効果のある利尿薬です。また血行を改善することも利尿薬と同様の効果が期待出来ることから、血流改善薬を処方することもあります。内耳に炎症が起こっている場合には、ステロイドを処方して炎症を抑制して血流改善を目指します。

 

リンパ液の排泄を促す薬と併用して用いられることが多いのは、ビタミンB12製剤です。ビタミンB12には末梢神経の働きを活性化させ、回転性のめまいを抑制する効果があります。メニエール病の発作はストレスが深く関わっていると考えられています。強いストレスは自律神経のバランスを乱し、めまい、不眠、慢性疲労など多くの体調不良の原因となります。自律神経調整薬を用いると、交感神経と副交感神経のバランスを整えて強いめまいが起こりにくくなります。まためまいと同時に発症しやすい吐き気の対策として制吐薬も処方されます。

 

病院で処方された薬は、用量・用法を守って服用することが大切です。発作が起こったら無理をして動くと危険です。1回の発作の時間は30分から1時間程度が一般的なので、めまいが治まるまで横になって安静にして過ごします。病院へ行く手段があり、水も飲めないほど強い吐き気がある時には点滴や注射で薬を投与してもらうと改善しやすいです。薬ではめまいが抑制出来ないほど症状が進行したり頻度が高くなったら、中耳に抗生物質や局所麻酔を施して、発作の頻度を抑制することもあります。